資料NO. : 53 | |||||||
資料名 : 千葉県連絡会通信 2004年10月号」 | |||||||
制作者 : 千葉県連絡会事務局 | |||||||
制作日 : 2004年10月1日 | |||||||
「教育基本法改悪反対」署名をスタートさせる全国集会が永田町星陵会館で開かれました。 小泉は、国会も飛び越え、安保理常任理事国を希望すると国連で演説し、また経団連の意を受けた石破防衛長官も「武器輸出3原則」の見直しを広言するに至っています。普天間のヘリ事故現場からは放射能が検出され、しかし、政府は米軍・米政府に抗議もしない。来年3月にはサマワのオランダ軍部隊は撤退し、「多国籍軍」の自衛隊が直接イラク民衆と向かい合うことになる。まさにこれらの恐るべき事態に直結している、というより、それを教育の力で根底から支持させようという攻撃が「教育基本法の改悪」です。 辺野古のフォトレポート、糸数慶子さんの沖縄アピール。イラク戦争の「現実」を訴える“ピーストレイン≠フ皆さんの群読パフォーマンス。そして都教委包囲ネット、元自衛官の会、11・7集会を訴える動労千葉田中委員長、と熱い発言が続きました。 集会の基調講演は、本運動の呼びかけ人、元福岡県教組委員長の梶村晃さん。梶村さんは、青年時代の「勤評」闘争を振り返り、地域で説明するために何度も分会で討議し、「戦争への一里塚」の認識が固められ力強い闘いになったと、「子どもたちはどうなるか」を根底に据えた論議を巻き起こす教基法改悪反対の闘いにしようと訴えられました。
今度の運動のポイントは、「全国署名ネットワーク」結成を呼びかけたことです。これまでの枠をさらに広げるため、他団体と共同の行動としました。何よりも「日の丸・君が代」強制などの一斉攻撃とたたかっている「教育労働者」に連帯しましょう。 すべての賛同人,賛同団体の皆さん、今度こそ100万筆達成を目指しましょう。集めた署名を集中してください。残念ながら、今までは皆さんの1〜2割の力の結集でした。 防衛庁内局は、派遣の主力となり緊張が増す各駐屯地に、反戦運動との接触を避けるためか、「宛先に首相をふくむ署名・誓願は受け取りを拒否せよ」と指示したようです。 この姑息なあまりにも官僚的な対応策、敵もあせっています。正念場です。 すべての皆さんが動き出せば、100万筆逢成・「教育基本改悪阻止」は絶対可能です。
(1) 〜省略〜 (2) 8・6ヒロシマ大行動(参加報告U) −「8・6ヒロシマへ行ってきました」 Tさん− 8月6-7と広島へ行ってきました。 6日の早朝に「平和記念式典粉砕デモ」に参加。被爆者青年同盟や広島大学の学生を先頭に300名でデモ行進を行いました。8時15分、原爆投下のその時刻にデモ隊は会場の平和公園の脇で「小泉は広島から出て行け」「日本の核武装反対」とシュプレヒコール。 毎年行われているこの式典は、侵略戦争を美化し、犠牲者を英霊化する靖国神社のようなものであり、ましてや今イラク戦争では劣化ウラン弾の使用で「新たなヒロシマ」を強制していることなど絶対に許せません。 午後からは「ヒロシマ大行動」に参加。全国から3000人が集まりました。動労千葉争議団の高石さんは、昨年の動労千葉の「軍事協力拒否」を掲げた72時間ストを報告し、1047名の解雇撤回闘争は、3組合の団結とJR資本に対する闘いが不可欠であり、今始まっている国鉄や教育労働者、自治体労働者の闘いを先頭に、戦争と資本攻撃を止める共闘に立ち上がろう、日・米・韓の労働者連帯に立つ11・7全国労働者総決起集会に集まってほしいとアピール。ほかの発言者も口々に改憲と教育基本法の改悪に反対し、「労働者の大同団結で戦争を止めよう」などと訴えた。平和公園まで4kmのデモ。 つづいて、「全国青年労働者 IN ヒロシマ」の交流集会へ。北は自治労泉清掃公社労組、南は沖縄合同労組まで全国から250名の青年が自主的にあるいは組織決定で参加しました。越谷市職の仲間の姿も見えます。 松山大学教授の大内裕和さんは、教育基本法の問題を中心に、いま教育現場では、@資本の国際競争に勝ち抜くため、一握りのエリート養成を行い、大多数の子供を切り捨てることになる「教育改革」が推し進められていること。A多くの労働者、子どもが権利や生活を破壊されて不安定になり、それを自衛隊に組織しようとしていること。Bそれを打ち破るには、青年が先頭で立ち上がり、闘わない労働組合を変えていくしかない、C新自由主義(グローバル市場)は軍事なくして成り立たない、D失業率が高いのは景気が悪いからではなく、日本社会の空洞化によるものだ、きわめて意図的なものだなどとわかりやすく話されました。 交流会呼びかけ人の広島県教組の青年部長は、平和教育の破壊と多忙化が進んでいる。東京では卒・入学式で250名が不起立で闘っており、連合労働運動を乗り越えようとしていると報告しました。東京教組の青年部長は、「今、青年部は解体されている。君が代が流れるときのいやな感じは忘れられない。被処分者は、何の方針も出さない本部に、組合大会で修正案150本をだして闘い続けている」と報告しました。 こうした全国の仲間とともに闘う労働運動を担えることは本当にうれしいと思うし、なぜ闘うのか、労働組合とはどのようにあるべきなのかを教えてくれる集会でした。次はぜひ一緒に行きましょう。 (3) 賛同しました…県連絡会として以下の行動・団体に賛同しました。 @石原都知事に靖国神社参拝の中止を求める8・5市民の集い A『国益」と「排外」に憲法は屈するのか8・15労働者・市民の集い B那覇防衛施設局に対するボーリング調査強行中止を求める申し入れ(ネット署名) (4) 辺野古ヘリ基地ボーリング調査「着工」に反撃!! 沖縄国際大に米軍ヘリが墜落した(8/13)にもかかわらず、那覇防衛施設局は辺野古沖のヘリ基地建設のためのボーリング調査を開始しました。(9/9) 辺野古現地では、4月19日以来、着工阻止のためにオジイ・オバアを先頭にねばり強い座り込みが続けられてきました。(8/2からは本土国会前で連帯座り込みが始まりました。) 千葉からも、Mさんが「休暇」を取って阻止行動に参加してきました。彼は6日には国会前で座り込みに参加し、そのまま沖縄へ飛び、辺野古現地入りして9日まで行動に参加したそうです。現地の熱い闘いを共にして、彼は意気揚々と引き上げてきました。 彼によると、7日(座り込み144日目)は全国から500人以上が参加して座り込み、「機動隊による実力排除も辞さず」と言っていた防衛施設局も、いっさい手出しができませんでした。そしてなんと南部の遠くの港から調査船を出しました。反対派も船やカヌーを出して抗議行動をくりひろげ、調査船は標識ブイを1個投下しただけという事態へ追い込みました。 沖縄では怒りが沸騰しています。(全国集会での糸数さんの発言にもありましたが、宜野湾市民大会には3万人結集。)米軍の世界戦力再編のなかでも、オキナワはアジア侵略の重要な拠点として維持・機能強化されており、日本政府(小泉・石破)も経団連もそれを変えようという気持ちなどさらさらないからです(梶村さんは、沖縄特措法の時、ヤマトの国会議員8〜9割が賛成したことを忘れるなと言われました)。 オキナワの闘いに対する支援・連帯を強めましょう!一大カンパをやろうではありませんか。沖縄辺野古の現地にも行きましょう。国会前では、月〜金の朝9時から夕方5時までいつも座り込みが続けられています。百万人署名運動は毎週火曜日の午前11時から午後3時までを参加日にしています。国会すわりこみにも参加してください。 インフォメーション 9月 〜略〜 賛同人を増やしましょう 県連絡会のスタッフを募ります! 事務局まで一方を |
掲載:2004/10/10